マッチ売りの中年

マッチ売りの中年

アンデルセン童話「マッチ売りの少女」のパロディです。

マッチ売りの少女って悲しい物語だったんですね。

AHAHAショップはうる覚えだったので

今回Tシャツデザインを作る為に

改めてマッチ売りの少女の内容がどうだったかを調べました。

泣けちゃいますね～。

マッチ売りの中年にはハッピーエンドになって欲しい

そんな思いを込めて作りました。

（もうしばらくお付き合いください。）

寒い寒い冬のことでした。

街で中年が一人マッチを売っていました。

マッチを全て売らなければ妻に叱られる！家に帰れない…

しかし誰も中年を相手にしてくれず時間だけが過ぎて行きました。

夜になり中年は凍えた体を暖めようとマッチに火を付けました。

マッチの炎と一緒にバブル時代、高級外車、豪邸、金の延べ棒、ハーレムなどの

まぼろしが現れ、炎が消えると一緒にまぼろしも消えました。

中年はまぼろしが消えてしまうことを恐れて

持っていたマッチに全て火を付けました。

翌日、中年はマッチの燃えカスを抱きしめながらつぶやきました。

「ザキンでチャンネーとシースー… 」

（終）

マッチ売りの中年よ！幸あれ。

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